LEDとは電圧をかけると光る半導体のことです
LEDを構成する主な物質は窒素・リン・ヒ素・アルミニウム・ガルバリウムです 構成物質の種類や配合の割合によって通電の際に放出する光の波長が決まりますLEDがはじめて登場したのは、赤いLEDライトでした その後黄緑色や橙色のものが誕生し最後に青色が発明されました 赤緑青と光の三原色がそろったことで
LED照明が誕生しました
政府は2030年までにすべての照明器具をLEDに転換するという目標を掲げています 水俣条約による水銀の使用禁止や世界的なエネルギー資源の減少、地球温暖化が進み脱炭素が必要になったなどの背景にあります
それに伴って水銀ランプは製造中止になりました、蛍光管ランプの製造も2027年に終了になります
既存の照明をLEDに変えていく理由は他にもあります
LED照明に変えることで下記のメリットがあります
①寿命の長さです
白熱灯の寿命は1,000~2,000時間 1日10時間点灯で100~20 0日
蛍光灯の寿命は6,000~12,000時間 1日10時間点灯で2年~4年
LEDの寿命は40,000時間 1日10時間点灯で10年
交換頻度が少なく、交換の手間がかかる高所の照明にも最適です
②消費電力が少ない
蛍光灯 消費電力68W
LED 消費電力34W
電気代が半分になります
③衝撃に強く壊れにくい
白熱電球や蛍光灯の外部素材にはガラスが採用されています
LEDはシリコンをはじめとした軽くて丈夫な素材です 地震等で落下して衝撃をあたえても壊れにくく振動にも強くなってます
白熱灯はフィラメントが振動で切れてしまう恐れがありますがLEDは個体光源で切れる心配がありません
④低発熱・赤外線・紫外線について
LEDは触れても熱を感じません LEDが放つ光には赤外線や紫外線もほとんど含まれてません
⑤虫が寄り付きにくい
虫が引き寄せられる理由の1つが紫外線です 虫の死骸が照明の内部にたまると故障する原因にもなりかねません
⑥瞬時に明るくなる
蛍光管や白熱灯はワンテンポ遅れながら明るくなります LEDは点灯してから全灯状態になるまでの時間が短いです
⑦環境にやさしい
LEDの寿命の長さや消費電力の少なさはCO2削減につながります